【7月29日 AFP】米ペンシルベニア(Pennsylvania)州フィラデルフィア(Philadelphia)で開催された米民主党全国大会で、最終日となる28日、トランスジェンダー(性別越境者)の女性が演説し、党大統領候補に指名されたヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官について、平等への闘いが「切迫した問題であることを理解している」人物だと語った。トランスジェンダーを公表している人物が米政党の党大会で演説するのは今回が初めて。

 サラ・マクブライド(Sarah McBride)さんは「彼女(クリントン前国務長官)は私たちと共に努力してくれる。平等法を成立させるため、有色人種のトランスジェンダー女性に対する暴力と闘うため、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)によるAIDS(エイズ、後天性免疫不全症候群)の感染拡大をしっかり食い止めるために」と語った。(c)AFP