【7月29日 AFP】テニス、ロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2016)は28日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は、6-2、6-4でチェコのラデク・ステパネク(Radek Stepanek)に快勝し、準々決勝進出を決めた。

 通算3度の大会制覇を誇るジョコビッチは、大げさなショットを繰り出して観客を楽しませていた37歳のステパネクとの陽気な試合を制し、頻繁に練習パートナーを務める同選手との対戦成績を12勝1敗とした。

 ステパネクがショットを決めてコートを駆け回る場面では、自身も喜んでいたジョコビッチは、「ラデクとプレーするのは本当に楽しいよ。彼は素晴らしいエンターテイナーだ」と称賛する一方で、「良く知っていて、大いにリスペクトしている相手と対戦するのは、簡単なことじゃない」とコメントした。

「これほど長い間テニス界にとどまってくれる彼に、僕たちはみんな感謝している」

 第1セットを先取したあと第2セットでブレークを許したジョコビッチは、9分間で第4ゲームを奪い返して2-2に追いつくと、そこからのサービスゲームでは1ポイントも許さなかった。

 ジョコビッチは29日に行われる準々決勝で、第5シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)と対戦することが決まった。ベルディハは、ライアン・ハリソン(Ryan Harrison、米国)との3回戦を6-4、6-7、6-4で制している。(c)AFP