【7月28日 AFP】中国国防省の楊宇軍(Yang Yujun)報道官は28日、月次の定例会見で、同国とロシアは南シナ海(South China Sea)で9月に合同軍事演習を実施すると発表した。

 楊報道官は合同演習について、中国とロシアの包括的戦略パートナーシップを「強化および発展」させることと、「海洋の安全保障上の脅威に両国の海軍が共同で対応する能力を高める」ことが目的だと述べた。

 オランダ・ハーグ(Hague)にある常設仲裁裁判所(PCA)が南シナ海の領有権をめぐる中国の主張を退け、外交的な緊張が高まる中、南シナ海には米軍が艦船を定期的に派遣しており、合同演習が実施されれば、一つの海域に同時に世界有数の軍隊が集まることになる。(c)AFP