【7月27日 AFP】米俳優のハリソン・フォード(Harrison Ford)さん(74)が人気SF映画「スター・ウォーズ(Star Wars)」シリーズの撮影中に油圧式のドアに挟まれ骨折した事故で、ディズニー(Disney)子会社の制作会社、フードルズ・プロダクション(Foodles Production)が26日、英ミルトン・キーンズ(Milton Keynes)の裁判所で安全管理について違反があったと認めた。

 フォードさんは2014年6月12日、ロンドン(London)近郊のパインウッド・スタジオ(Pinewood Studios)で撮影中に、セットの宇宙船ミレニアム・ファルコン(Millennium Falcon)号の、上下にスライドする重い金属製の扉に挟まれて、左脚を骨折した。

 扉は電源が入っておらず閉まらないと思ったフォードさんが後ろ向きに歩きながら通り抜けようとしたところ、誰かが遠隔で操作し作動したという。その後フォードさんはオックスフォード(Oxford)の病院に空路で搬送された。

「死の危険性があった。そうならなかったのは、非常停止装置が作動したからだ」と、検察官は法廷で述べた。フードルズ・プロダクションは、従業員に対する義務不履行と非従業員をめぐる違反行為について有罪を認めた。判決は8月22日に言い渡される。(c)AFP