【7月27日 AFP】リオデジャネイロ五輪に出場するサッカーブラジル代表のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)は、パーティーに足しげく通っていることを謝罪するつもりはないようだ。ブラジル代表が合宿を行うテレゾポリス(Teresopolis)で行われた会見は、張りつめた雰囲気になる場面もあったが、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するネイマールは26日、自身のライフスタイルを変えるつもりはないと主張した。

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「僕は24歳だ。欠点もあるし、完璧ではない。出かけて友達と楽しむことが好きなんだ。どうしてパーティーに行くべきではないんだ?なぜだめなのか分からないよ」と語ったネイマールは、会見で徐々に不機嫌になっていくと、「何が問題なのか分からない。それはプライベートなんだ。僕はピッチ上で常に全力を出している」と語気を強めた。

 最近は何度も出場停止処分を受け、2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)の南米予選でウルグアイと2-2で引き分けた(この試合でもネイマールは警告を受けた)あとも、ナイトクラブに出かけていたネイマールに対し、記者が代表チームに対する情熱について問いただすと、ネイマールは「あなたも24歳のときは同じではなかったのか? あなたに聞いているんだ」と反論している。

 ブラジル五輪代表のロジェリオ・ミカーレ(Rogerio Micale)監督は先日、「ネイマールに依存したい」とコメントして物議を呼んだが、その翌日には同国A代表のチッチ(Adenor Leonardo Bacchi aka Tite)監督は、「一人の選手にすべての責任を押し付けるのは非人道的」と述べ、ネイマールに過度なプレッシャーをかけるべきではないとの考えを示している。

 W杯では通算5度の優勝を誇るブラジルだが、五輪では金メダルを獲得したことはなく、今回もネイマールのワンマンチームだという批判を覆せずにいる。

 ミカーレ監督の発言についてコメントを求められたネイマールは、バルセロナのチームメートであるリオネル・メッシ(Lionel Messi)を引き合いに出し、「バルセロナには素晴らしい選手がいるが、メッシに依存していないと言えるのか?もちろん僕らは彼を頼りにしている。僕らは最高の選手たちに依存しているんだ」と語っている。

  リオ五輪で南アフリカ、デンマーク、イラクと同じグループAのブラジルは 、30日にゴイアニア(Goiania)で日本五輪代表と親善試合を行う。(c)AFP