【7月27日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)で通算6度のオールスター出場経験を持つアマレ・スタウドマイアー(Amare Stoudemire)が26日、古巣ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)と一日契約を結んだあと、現役引退を表明。スタウドマイアーはニックスの一員として引退できるよう取り計らってくれた球団幹部に感謝した。

 スタウドマイアーは、「2010年にこのチームを活性化するために来て、僕らはそれを達成することができた。キャリアを通してさまざまなチームでプレーしたが、ビッグ・アップル(Big Apple、ニューヨーク市の愛称)は自分の心の中に残り続けてきた。一生ニックスの一員だよ」とコメントしている。

 スタウドマイアーは2010年7月にニックスに移籍し、加入1年目でチームをプレーオフ進出に導くなど、3度のプレーオフ出場に貢献した。移籍1年目のシーズンでは、ニックスでは1997年のパトリック・ユーイング(Patrick Ewing)氏以来となるオールスターゲームの先発メンバーに選出された。

 現役時代はフェニックス・サンズ(Phoenix Suns)、ニックス、ダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)、マイアミ・ヒート(Miami Heat)を渡り歩き、通算846試合に出場。NBA通算14シーズンで1試合平均18.9得点(合計1万5994得点)、7.8リバウンド(合計6632リバウンド)の成績を残した。

 そのほかではオールNBAチームにも5回選出、2003年には最優秀新人賞にも輝いた。国際大会では米国代表として2004年のアテネ五輪、 2007年の男子バスケットボール米大陸選手権(2007 FIBA Americas Championship)にも出場した。(c)AFP