【7月26日 AFP】ニュージーランド・ラグビー協会(NZRU)は25日、オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表)のスティーブ・ハンセン(Steve Hansen)ヘッドコーチ(HC)との契約を2019年まで延長したことを発表。日本で開催される2019年のラグビーW杯(Rugby World Cup 2019)では、ハンセンHC体制で連覇を目指すことになる。

 ハンセンHCは2011年のニュージーランド大会(Rugby World Cup 2011)ではアシスタントコーチ、2015年のイングランド大会(World Cup Rugby 2015)では指揮官として、オールブラックスのW杯優勝に2度貢献してきた。ハンセンHCの在任期間中、オールブラックスはテストマッチで通算52勝3敗2分け、勝率92.1パーセントという驚くべき成績を残している。

 ハンセンHCの契約は、ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ(British and Irish Lions)がニュージーランド遠征を行う来年で満了を迎えるはずだったが、NZRUのスティーブ・チュー(Steve Tew)最高経営責任者(CEO)は「ニュージーランドのラグビーに携わるすべての人にとって、これは素晴らしいニュースだ」とコメントしている。

 ハンセンHCは契約を延長した理由について、ウェールズとのテストマッチに3連勝したことで指導者としての情熱がまだ残されていることを実感し、家族と話し合って決断したと明かした。そして、選手とマネジメントスタッフのサポートも、HCを続投するための迷いを払しょくしたとしている。

 オールブラックスのW杯3連覇に挑戦することになったハンセンHCは、「話し合いのあとはすべてが簡単に進んだよ。なにせ最高の仕事をしているんだからね」と語った。

「歴史やこれまでの実績を含め、オールブラックスのすべてが本当に好きなんだ。オールブラックスの一部でいられることがとてもうれしいし、感謝している」

「より強くなるためには、チームとしてより進化していかなければならない。我々にはそれができる」

(c)AFP