【7月25日 AFP】女子テニス世界ランキング1位のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が、肩のけがの影響により、カナダのモントリオール(Montreal)で開幕するロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2016)を欠場することが明らかになった。大会主催者が24日に発表している。

 セレーナは「モントリオールでプレーすることを楽しみにしていましたが、肩の炎症の影響で残念ながら大会を棄権しなければならなくなりました。すぐにツアーに復帰できることを期待しています」とコメントしている。

 モントリオールとトロント(Toronto)の2都市で一年ごと交互に開催されるこの大会で、過去3度の優勝を誇るセレーナは、先日のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2016)で女子シングルスを制し、オープン化以降では史上最多となるシュティフィ・グラフ(Steffi Graf)氏の四大大会(グランドスラム)通算22勝に並んでいた。

 大会ディレクターのユージェニー・ラビエール(Eugenie Lapierre)氏は「セレーナが今大会に出場しないことはもちろん残念だ」としながらも、「今年は五輪イヤーのため、選手たちのスケジュールはとても厳しく、休息も必要になってくる。セレーナの早期回復と、残りのシーズンの活躍を願っている」と語った。

 9月で35歳になるセレーナは、8月に開幕するリオデジャネイロ五輪で女子シングルスの連覇と、姉ヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)と組む女子ダブルスで通算4個目の金メダルの獲得を目指している。(c)AFP