【7月24日 AFP】米オリンピック委員会(USOC)は23日、リオデジャネイロ五輪に臨む同国代表選手団555人を発表した。このうち女子選手は、全出場国・地域では最多となる292人を派遣する。

 263人が派遣される男子選手の数を女子選手が上回るのは、4年前のロンドン五輪に続き同国史上2度目。前回大会には女子269選手、男子261選手が出場した。

 複数回の出場となる選手は191人で、過去の金メダリストは68人が名を連ねている。191人の中で6度目の出場が3人、5度目の出場が7人、4度目の出場が19人、3度目の出場が50人、2度目の出場が112人となっている。68人の金メダリストのうち、53選手がロンドン五輪に続く連覇を目指す。そのうち19選手は個人種目に出場する。

 男子選手でこれまで最多のメダルを手にしているのは、18個の金を含む計22個のメダルを獲得した競泳のマイケル・フェルプス(Michael Phelps)。女子では4個の金を含む6個のメダルを手にしている陸上のアリソン・フェリックス(Allyson Felix)となっている。

 また、フェリックスと並んで過去4度金メダルを手にしている女子テニスのヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams)とセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams)の姉妹は、史上最多5個目の金を目指す。

 米国は団体競技でもさらなる栄光を目指しており、女子バスケットボール代表は6連覇を、男子バスケットボール代表は通算15度目の優勝がかかる3連覇を狙っている。一方で女子サッカー代表は、史上初となる女子W杯(FIFA Women's World Cup)優勝翌年の金メダル獲得を試みる。

 この他、五輪での連覇を目指す女子チームは、2006年以降の五輪や世界選手権で負け知らずのボート競技のエイトや、2011年から15年の間に行われた五輪と世界選手権のすべてで優勝を飾っている新体操などがある。(c)AFP