【7月24日 AFP】16F1第11戦ハンガリーGP(Hungarian Grand Prix 2016)の予選を終え、フェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が、「寝ていた」ジェンソン・バトン(Jenson Button)が前にいなければタイムを更新できたとして、マクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のバトンを批判している。

 予選を5番手で終えたベッテルだが、本人は少なくとも3番手と4番手に入ったレッドブル(Red Bull)勢よりは速いタイムを出せたはずだと考えており、マクラーレンのフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)がスピンしてダブルイエローが振られた後、自分はアタックを続行しようとしたがそれをバトンに邪魔されたと主張している。

「こんなのフェアじゃない。イエローの後、ジェンソンがなんでよけなかったのかわからない。あのせいでタイムを大きくロスして、締まったラップにできなかった」

「ジェンソンは寝てたんじゃないのかな。もう誰もアタックを続けないと思ったのであれば、後ろに下がってピットに戻るべきだったんだ。だけどターン12では動かず、ターン13でやっと気づいた」

「でも、そのときにはもうタイムを大幅にロスしていた。その状況では最終コーナーでどれだけ頑張ろうとも意味がない。あれがなければ、簡単にトップ3に入れていたはずなのに」

「マシンの感触はすごく良かったから残念だよ。(メルセデスAMG(Mercedes AMG)のニコ・ ) ロズベルグ(Nico Rosberg)と同じようなラップを刻めていたと言ってもいいと思う。彼はそのまま仕掛けて、結果は見ての通りさ」

(c)AFP