【7月23日 AFP】米ネバダ(Nevada)州リノ(Reno)で22日、同国初となる航空当局の承認を受けたドローン(小型無人機)による配達が行われた。同国の航空史上に残る偉業はチキンサンドイッチとホットコーヒー、ドーナツなどの配達で成し遂げられた。

 配達はセブン-イレブン(Seven-Eleven)とドローンの新興企業フラーティー(Flirtey)が、米国で初めて航空当局の承認を得て行ったもので、特製の容器に入れられた商品が、空から地元の家族に配達された。

 フラーティーのマット・スウィーニー(Matt Sweeny)最高経営責任者(CEO)は、「世界最大のコンビニチェーン、セブン-イレブンに新技術を活用してもらい、世界中の顧客へのドローン配達の実現に向けて協力していくことはこの上なくうれしい」と話し、「これは当社とセブン-イレブンの共同事業の第一歩に過ぎない」、「今日(の配達)は、オンデマンドで顧客に便利さを届けるという遠くない未来に向けて大きく前進した」と語った。

 フラーティーは世界中で行われている人道支援活動の一環として、ドローンを使った救援物資の配達にも取り組んでいる。

 ドローンについては、米連邦航空局(FAA)が今年、規制を見直したことで、その商業目的の利用が部分的に可能となった。(c)AFP