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東アジアの船舶排出ガス、数万人の死亡原因に 研究

2016年7月19日 11:43 発信地:パリ/フランス

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東アジアの船舶排出ガス、数万人の死亡原因に 研究
ドイツ北部ノハンブルクに近い浜辺に座って中国のコンテナ船を見る人たち(2013年7月3日撮影、資料写真)。(c)AFP/DPA/BODO MARKS

【7月19日 AFP】東アジアにおける船舶からの排出ガス急増により、同地域で年間数万人が死亡し、地球温暖化にも拍車がかかっているとする研究論文が18日、発表された。

 英科学誌ネイチャー・クライメート・チェンジ(Nature Climate Change)に掲載された論文によると、製造業と輸出の中心地である同地域では、船舶から排出される微粒子や二酸化炭素(CO2)による汚染が、世界で最も早いペースで進んでいるという。

 中国と米国の科学者からなる研究チームは、2013年に同地域で確認された船舶1万8000隻以上の記録を基に、排出ガス量を計算し、それによる影響を推定した。

 その結果、東アジアでの船舶の往来は、2005年に比べて2倍以上に増加しており、2013年には世界全体で船舶が排出した二酸化炭素のうち16%を東アジアが占めたという。2002~2005年に比べると、約4~7%上昇したことになる。

 論文によると、世界のコンテナ港上位10港のうち、8港を有するこの地域は世界全体の海運活動と排出ガス量の6分の1以上を占め、しかも規制されていないという。

 研究チームの推計によると、船舶の排ガスから出る汚染粒子が原因で、中国本土で約1万8000人、日本で約3600人、台湾・香港(Hong Kong)・マカオ(Macau)で約1100人、韓国で約800人、ベトナムで約600人が死亡したという。

 論文はこれについて、「同地域で大気汚染が原因で早死にした計100万人以上の中では、割合としては小さいが重要なことだ」と指摘している。(c)AFP

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