【7月20日 AFP】国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)は、イスラム過激派による歴史遺産の破壊が続くイラクにある世界最大級の内陸デルタ(湿地帯)を周辺の遺跡群とあわせて世界遺産(World Heritage)に登録することを発表した。

 イラク南部マイサン(Maysan)州アフワル(Ahwar)の湿地帯は、かつて約2万平方キロメートルに及ぶ広さだったが、1990年代に反政府運動を行っていたシーア派(Shiite)ゲリラの潜伏場所となることを恐れた故サダム・フセイン(Saddam Hussein)元大統領によって干拓が行われ、一時は壊滅的な被害を受けていた。(c)AFP