【7月18日 AFP】トルコのイスタンブール(Istanbul)で17日、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領が、2日前のクーデター未遂で死亡した旧友の葬儀に出席し、弔辞の途中に涙を流す一幕があった。同国のテレビが葬儀の様子を放送した。

 地元メディアによると、大統領の旧友、エロル・オルチャク(Erol Olcak)氏は15日、同市ボスポラス(Bosphorus)橋の上でクーデターに抗議していた際、16歳の息子と共に射殺された。

 エルドアン大統領は葬儀で「エロルはわたしの古い友人だった」と語ると、涙をこらえきれず、「これ以上話すことはできない。わが国民にお悔やみを申し上げる」と述べ、弔辞を終えた。

 トルコメディアによると、オルチャク氏はエルドアン大統領とその与党・公正発展党(AKP)に協力し、2014年の大統領選ではエルドアン氏の選挙活動の立案者とみなされていた。(c)AFP