【7月15日 AFP】(更新、写真追加)フランス南部ニース(Nice)で14日、革命記念日(Bastille Day)の花火見物に訪れていた人々の列にトラックが突っ込み、検察当局によると少なくとも70人が死亡した。検察はテロ対策捜査官が捜査に当たることを明らかにした。

 フランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領はこの日、昨年11月のパリ(Paris)同時襲撃事件を受け同国で続いている非常事態宣言を、今月26日をもって解除する方針を明らかにしたばかりだった。事件を受けて大統領はプライベートで訪れていた南部アビニョン(Avignon)から急きょパリに戻った。

 現場では銃撃の音を聞いたという目撃者証言があるが、当局は確認していない。

 ニース市のクリスチャン・エストロジ(Christian Estrosi)市長はツイッター(Twitter)で「トラックの運転手が数十人を殺害したとみられる。当面自宅にとどまるように」と呼び掛けた。

 現場のAFP記者によると、同日はフランス革命記念日で、花火が打ち上げられていた。終了後、人々が帰路に着く中、有名な海沿いの遊歩道プロムナードデザングレ(Promenade des Anglais)に白いトラックが高速で突っ込んだという。(c)AFP