【7月14日 AFP】(更新)英国のテリーザ・メイ(Theresa May)新首相は13日、新政権の外相に、前ロンドン(London)市長で欧州連合(EU)離脱派の中心人物だったボリス・ジョンソン(Boris Johnson)下院議員を任命した。

 首相官邸は声明で、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)がジョンソン氏の外相就任を承認したと発表。

 デービッド・キャメロン(David Cameron)前政権で2014年から外相を務めてきたフィリップ・ハモンド(Philip Hammond)氏は、メイ首相の就任後に辞任したジョージ・オズボーン(George Osborne)財務相の後任に任命された。

 型破りな言動で知られるジョンソン氏の外相任命は、物議をかもすものとみられる。同氏は2008年から今年5月までロンドン市長を務めたが、政権入りは初めて。6月のEU離脱をめぐる住民投票では離脱派の運動を率い、多くのEU首脳を敵に回した一方で、その後キャメロン首相の後任争いから土壇場で撤退したことで、支持者の多くが不快感を示していた。(c)AFP