【7月12日 AFP】米テキサス(Texas)州ダラス(Dallas)で警官が狙撃され5人が死亡した事件で、ダラス警察のデービッド・ブラウン(David Brown)署長は11日、「爆弾ロボット」で元米陸軍兵のマイカ・ジョンソン(Micah Johnson)容疑者(25)を爆殺した判断は正しかったとの認識を示した。

 事件で警察は、駐車場ビルに立てこもったジョンソン容疑者(25)と銃撃戦を繰り広げた末、爆弾を搭載したロボットで同容疑者を爆殺した。1体15万ドル(約1500万円)のロボットは破損はしたものの、まだ使用可能だという。

 「爆弾ロボット」の使用の是非を尋ねられたブラウン署長は「この件で倫理的なジレンマは私にはない。また同じことをするだろう」と答え、「警察官の命を救うために必要なら、いかなる手段も辞さない。恥じることなくそう言える」と述べた。

 また「爆弾ロボット」を投入するに当たって現場の警官らに与えた指示については「ビルを崩壊させるなと言った。私の指示はそこまでだ」と語った。(c)AFP