【7月8日 AFP】(更新、写真追加)中国西部の新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)の崑崙(Kunlun)山脈にある村で6日未明、豪雨による土砂崩れが発生し、少なくとも35人が死亡した。

 現場の村では家屋や住民が土砂に埋もれ、国営の新華社(Xinhua)通信によると7日夜までに35人の遺体が収容された。

 豪雨で付近の道路が寸断されたうえ、激しい雨も降り続けているため、救助活動は難航しているもようだ。

 また、中国東部では洪水による土砂崩れが相次いで発生し、新華社通信によれば少なくとも160人が死亡、184万人が避難を強いられている他、福建(Fujian)省では台風1号(アジア名:ニパルタック、Nepartak)が9日に上陸し、強風や豪雨をもたらすと警戒されている。

 さらに長江(揚子江、Yangtze River)流域では、豪雨により128人が死亡、多数が行方不明となっている。(c)AFP