【7月7日 AFP】(更新、写真追加)バングラデシュ北部のキショレガンジュ(Kishoreganj)県で7日、イスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」明けを祝う祭り「イード・アル・フィトル(Eid al-Fitr)」の祈りをささげるため大勢が集まっていた付近で爆発と銃撃があり、当局によると警官2人を含む少なくとも3人が死亡した。警察は現場で襲撃犯の1人を射殺し、これまでに容疑者4人を拘束した。

 警察や地元メディアは、現場付近の祈りの集会には少なくとも20万人が参加しており、イスラム過激派による新たな襲撃だとの見方を示している。

 もう1人の死者は民間人。このほかに警官9人が負傷し病院に搬送されたが、いずれも重体という。

 ある地元警官はAFPに対し、「警察の検問に爆発物が投げつけられた。この爆発で巡査1人が死亡した。襲撃犯の1人は死亡し、もう1人は身柄を拘束された」と説明した。別の警官は、襲撃犯は複数で、なたを手にした者たちもいたと語った。爆発物を投げた後、なたで襲い掛かってきたため、警察が銃撃で応戦したという。

 これに先立ち、地元の民放テレビSomoy TVは、警察と襲撃犯との間の銃撃戦の映像を放映するとともに、巡査は斬殺された報じていた。

 バングラデシュでは首都ダッカ(Dhaka)で、イスラム武装勢力による飲食店襲撃で人質20人が殺害される事件が起きたばかり。(c)AFP