【7月4日 AFP】出場辞退が相次いでいるリオデジャネイロ五輪の男子ゴルフで、松山英樹(Hideki Matsuyama)も3日、ジカ熱に対する不安などを理由に不参加を表明した。

 ランキング20位以内で出場辞退を表明するのは松山が6人目。松山の決断は、世界ランキング1位のジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)の出場辞退から5日後、北アイルランドのロリー・マキロイ(Rory McIlroy)が五輪には行かないと宣言してからおよそ2週間後のことだった。

 松山は声明で「ゴルフが五輪の正式種目に採用されたことは大変うれしく、オリンピックで活躍することにより日本の皆様にゴルフの魅力を伝え、競技発展に大きく寄与できることは重々承知しております」と話した上で、次のように続けた。

「しかしながら、関係者、また担当医師から情報はいただいてはおりますが、リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)におけるジカ熱および治安に関する不安を十分に払拭(ふっしょく)できませんでした」

 松山はまた、虫刺されに対して極度に強い反応が出やすい体質であることも、出場辞退の理由に挙げている。

 2月に米国ツアー2勝目を挙げている松山は、この日はブリヂストン・インビテーショナル(Bridgestone Invitational 2016)の最終日に臨み、スコアを3ストローク伸ばして42位で大会を終えた。

 リオ五輪の男子ゴルフ競技は8月11日から14日にかけて行われる。(c)AFP