【7月2日 AFP】バングラデシュの首都ダッカ(Dhaka)で武装集団が飲食店を襲撃し、人質を取って立てこもっていた事件で、軍幹部は2日、民間人20人が殺害され、その全員は外国人だと明らかにした。犠牲者の多くは斬殺されていたという。

 ナイーム・アシュファク(Nayeem Ashfaq)准将はダッカでの記者会見で、「20人の遺体を収容した。遺体のほとんどは鋭利な刃物で斬殺されていた」と述べたが、犠牲者の国籍には言及しなかった。

 これまでのところ犠牲者の正確な国籍については明かされていないが、シャハブ・ウッディン(Shahab Uddin)中尉はAFPの取材に対し、殺害された20人は全員外国人で、そのほとんどはイタリア人か日本人」だと述べた。

 また、この事件では外国人3人を含む13人が救出されたが、アシュファク准将は「救出されたうちの3人は外国人で、日本人1人とスリランカ人2人」だと述べた。

 さらに軍によると、襲撃犯のうち1人が生きたまま拘束されたという。

 当局はこれに先立ち、1日夜に襲撃事件が発生し警察が包囲にかかった際に起きた銃撃戦で警察官2人が死亡し、治安部隊が2日早朝に店内に突入して武装集団の6人を殺害したと発表している。(c)AFP