【7月1日 AFP】オーストリアの憲法裁判所は1日、5月の大統領選挙で僅差で敗北した極右政党・自由党(FPOe)からの異議申し立てを支持し、選挙で違反行為があったとして、選挙結果を無効とする判断を下した。

 オーストリア憲法裁判所のゲルハルト・ホルツィンガー(Gerhard Holzinger)裁判長は「5月22日の選挙をめぐる自由党のハインツクリスティアン・シュトラッヘ(Heinz-Christian Strache)党首からの申し立てを…支持する」と述べた。

 大統領選で自由党のノルバート・ホーファー(Norbert Hofer)氏は、4月の第1回投票で首位に立ったものの、5月の決選投票では、緑の党(Greens)が支持する無所属のアレキサンダー・ファン・デア・ベレン(Alexander Van der Bellen)氏に3万863票差で敗れた。

 投票日の開票速報ではホーファー氏が優勢だったが、郵送票約70万票が開票された後、翌日になってファン・デア・ベレン氏の勝利が発表された。

 これに対し自由党は、定められた時刻より前に数万票が開票されたことや、一部の開票作業が権限を持たない人によって行われたなど「大量の違反行為」があったとして、6月8日に訴訟を起こしていた。(c)AFP