【7月1日 AFP】(写真追加)トルコ・イスタンブール(Istanbul)のアタチュルク国際空港(Ataturk International Airport)で28日に起きた銃撃と3件の自爆攻撃で、トルコ紙は1日、容疑者らが当初は数十人を人質に取る計画を立てていたと報じた。

 攻撃による死者は1日までに44人になった。イスタンブールでは今年に入って襲撃事件が相次いでいるが、その中でも最悪の死者数となった。

 トルコ紙サバハ(Sabah)によると、容疑者らは事前に現場を見て回り、空港利用者ら数十人を人質に取った後で殺害する計画を立てていたという。だが、不審に思われたため、予定より早く攻撃を実行した。

 サバハ紙は「暑い中、自爆ベストを隠すために着ていたコートが、一般人や警察官に不審に思われた」と述べている。

 トルコ当局は、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が事件に関与しているとみている。また、容疑者の国籍はロシアとウズベキスタン、キルギスと特定された。(c)AFP