【7月1日 AFP】サッカー元スウェーデン代表のズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が30日、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に加入すると明言し、来季の去就にまつわる臆測に終止符を打った。

 大成功のキャリアを過ごしたフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)を退団し、フリーエージェント(FA)となっていた34歳のイブラヒモビッチは、スペイン1部リーグのビジャレアル(Villarreal CF)からユナイテッドに移籍したコートジボワール代表のエリック・バイリー(Eric Bailly)に続き、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)新政権では二人目の新戦力となる。

 イブラヒモビッチがユナイテッドのエンブレム写真を添えて、「世界に知らせる時がきた。俺の次の行き先はマンチェスター・ユナイテッドだ」とインスタグラム(Instagram)やフェイスブック(Facebook)に投稿すると、今夏最大の目玉の一つとなっていた今回の移籍について、歓迎するコメントがあふれた。

 イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)時代に、良好な関係を築いていたモウリーニョ監督の下で再びプレーすることになるイブラヒモビッチは、これまで在籍した5か国のリーグで計11個のタイトルを獲得しており、ビッグクラブへの移籍は今回が最後になるとみられる。

 英メディアによると、1日にユナイテッドと1年契約を結ぶイブラヒモビッチは、週給22万ポンド(約3000万円)を稼ぐことになるという。

 グループステージで敗退した欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)を最後に代表を引退したイブラヒモビッチは、オランダ・エールディビジのアヤックス(Ajax)をはじめ、ユベントス(Juventus)、インテル、FCバルセロナ(FC Barcelona)、ACミラン(AC Milan)などでキャリアを築き、ゴール前でみせる優れた能力に加え、その派手なキャラクターで世界に名を知られるようになった。(c)AFP