【6月29日 AFP】世界反ドーピング機関(WADA)は28日、カザフスタンのアルマトイ(Almaty)にある薬物検査機関の認可を4か月間停止とすると発表した。

 29日から適用されるこの処分により、同機関は尿や血液の分析を含むドーピングに関わるすべての活動が禁じられることになる。

 WADAは声明で、「今回の処分は、各機関が最高レベルの基準を維持するためにWADAが実施したより厳重な調査による結果である」とコメントしている。

「(認可が停止される4か月間、アルマトイの機関にある)各サンプルはWADAの基準を満たす別の機関に輸送されなければならない。高品質のサンプル分析と、より広範囲な反ドーピングシステムにより、選手が完全に潔白であることを証明するためだ」

 アルマトイの機関は、今回のWADAの決定について、21日間以内にスポーツ仲裁裁判所(CAS)に控訴できる。(c)AFP