【6月29日 AFP】米ユタ(Utah)州プロモントリー(Promontory)の試験施設で28日、大出力ロケット「スペース・ローンチ・システム(Space Launch SystemSLS)」のブースター燃焼試験が行われた。

 米航空宇宙局(NASA)はSLSを「世界で最もパワフルなロケット」と称しており、今回の実験ではロケットの推進剤が温度が低い状況下でも問題なく稼働するかどうかを調べたという。

 NASA有人探査部門のウィリアム・ゲルステンマイアー(William Gerstenmaier)副主任は「ブースターの試験ではSLS開発における真の進歩が示された」と語った。

 今回の試験はSLSを用いて無人宇宙船「オリオン(Orion)」を月の近辺へ送る、2018年予定の「探査ミッション1(Exploration Mission 1)」試験飛行前に行われた最後の燃焼試験となる。(c)AFP