【6月28日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2016)は27日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第5シードの錦織圭(Kei Nishikori)は6-4、6-3、7-5でサム・グロス(Sam Groth、オーストラリア)に勝利し、今年こそ好結果を期待できる兆しをみせた。

 昨年大会は脚の負傷で2回戦を前に棄権している錦織にとって、ウィンブルドンは四大大会(グランドスラム)で唯一ベスト8入りを逃している大会となっている。

 決勝進出を果たした2014年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2014)を含め、ほかのサーフェスでは目覚ましい活躍をみせているのとは対照的に、26歳の錦織は過去7回出場しているウィンルドンでは16強入りが1度だけという、寂しい結果が続いている。

 それでも錦織は、ゲリー・ウェバー・オープン(Gerry Weber Open 2016)を棄権することになった脇腹の負傷から大会に出場できるまでに回復し、この日はグロスにストレート勝ちを収めるなど、上位進出に向けて順調な滑り出しをみせた。

 錦織は2回戦でジュリアン・ベネトー(Julien Benneteau、フランス)と対戦する。(c)AFP