【6月25日 AFP】ドイツ西部ヘッセン(Hesse)州で23日に覆面姿の男が複合映画館に押し入り、18人の人質を取って立てこもった後、警察に射殺された事件で、この男が持っていた武器は模造品だったことがわかった。検察当局が24日、明らかにした。

 ドイツ国籍で19歳だと特定されたこの男は、フランクフルト(Frankfurt)南75キロのフィールンハイム(Viernheim)にある複合映画館に、同館の従業員4人と客14人を人質に取って立てこもったが、その後、警察に射殺された。他に負傷者は出ていない。

 ヘッセン州の検察当局は、男が持っていた拳銃やライフル、手りゅう弾は模造品だったことが判明したと語った。男の動機はまだ明らかになっておらず、過激派組織とのつながりや政治的な動機も見つかっていないという。(c)AFP