【6月24日 AFP】台湾最大の航空会社、中華航空(China Airlines)の従業員によるストライキが24日に行われ、利用者2万人に影響が出た。客室乗務員によるストは台湾で初めて。

 ストの影響で台北(Taipei)の主要2空港、台北松山空港(Taipei Songshan Airport)と台湾桃園国際空港(Taiwan Taoyuan International Airport)から出発する中華航空の全便が欠航した。

 ストライキは従業員の出勤報告場所が台北中心部の松山から郊外の桃園に変更されたことに抗議して行われ、労働条件の改善や祝日の賃上げなども要求した。乗務員ら数百人は24日0時にストを開始し、台北の本社前で夜通し座り込みを続けた。

 中華航空の会長と社長はストライキ前にすでに辞意を示していた通り辞任し、24日に就任した新会長は、出勤報告場所の変更を中止すると表明した。だが乗務員らは、他の6つの要求が受け入れられなければ座り込みを中止しないとしている。(c)AFP