【6月20日 AFP】16F1第8戦ヨーロッパGP(European Grand Prix 2016)は19日、決勝が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)がスタートから一度もトップを譲らぬ快走をみせ、通算19勝目を飾った。

 総合争いでトップに立つ30歳のロズベルグは、3戦連続で不本意な結果に終わり、2位に9ポイント差まで迫られていたものの、F1初開催となったアゼルバイジャンのバクー(Baku)で圧勝し、再びリードを広げた。2位にはフェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)、3位にはフォースインディア(Force India)のセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が入った。

 ロズベルグの同僚で昨年王者のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は、テクニカルな問題でフラストレーションのたまるレースとなり、5位でフィニッシュ。ここまで2連勝を飾り、通算4度目の年間タイトル獲得に向けて勢いに乗っていたものの、合計117ポイントにとどまり、合計141ポイントのロズベルグとの差が24ポイントに開いてしまった。

 フェラーリのキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)はファイナルラップでペレスにかわされ4位に終わり、ウィリアムズ(Williams)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)は6位に入った。

 一方、レッドブル(Red Bull)勢はペースが上がらず、ダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が7位、マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が8位止まり。そのほか、フォースインディアのニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)が9位、ウィリアムズのフェリペ・マッサ(Felipe Massa)が10位で入賞を果たしている。(c)AFP