【6月18日 AFP】世界体操競技選手権(World Artistic Gymnastics Championships)で2つの金メダルを獲得しているロシアのビクトリア・コモワ(Viktoria Komova)が、健康問題を理由に現役引退することが明らかになった。

 ロシア女子代表チームのバレンティナ・ロディオネンコ(Valentina Rodionenko)コーチによると、21歳のコモワはリオデジャネイロ五輪出場を望んでいたが、脊椎の病気でトレーニングしながらの治療が難しくなったとしている。

 ロディオネンココーチは、ロシアの通信社Rスポーツ(R-Sport)に対し、「コモワは健康に問題を抱えているため、競技から退くことになった。彼女のキャリアは終わった」とコメントした。

 2012年に開催されたロンドン五輪の個人総合および団体総合で銀メダルに輝いたコモワは、昨年の時点では、リオ五輪後も最低1年は現役を続ける意向を示していた。(c)AFP