■繁殖が困難

 シアン化物漁法に対抗する唯一の方法は、野生で捕獲された魚の代わりに養殖魚を消費者に購入させることだと、研究者らと専門家らは口を揃える。

 モナコの海洋研究所(Oceanographic Institute)の生物学者、ピエール・ジル(Pierre Gilles)氏は「現在では、ほんの10年前まで(飼育下での)繁殖が不可能だった2種、エンゼルフィッシュとサラサハタを含めて、繁殖が可能な海水魚の数がますます増えている」と話した。

 ナンヨウハギは、飼育下での繁殖が困難だが、需要が急増すれば、この状況が変わる可能性がある。

 報告書によると、米国、欧州、日本、中国が、観賞魚の消費で世界の上位を占めており、フィリピンとインドネシアがその主要な供給国となっているという。

 今回の報告書の内容は、米ハワイ(Hawaii)州で来週開催される国際サンゴ礁シンポジウム(ICRS)で公開され、年内には研究論文として科学誌に投稿される予定。(c)AFP/Catherine HOURS Mariëtte Le Roux