【6月20日 MODE PRESS WATCH】資生堂ギャラリーで6月28日から、写真家の石内都(Miyako Ishiuchi)がメキシコを代表する画家フリーダ・カーロ(Frida Kahlo)の遺品を撮影した写真展「Frida is」が開催される。

 母の遺品を撮影したシリーズを機に世界から注目される写真家の石内は、近年では子どもの着物を撮り下ろすなど、布や記憶にまつわる作品作りに精力的に取り組んでいる。

 本展では、メキシコシティにあるフリーダ・カーロ博物館からの依頼によりフリーダが身に着けていたコルセットや衣服、靴、指輪などの装飾品に加え、櫛や化粧品、薬品などを、35ミリのフィルムカメラでフリーダと対話するように撮影。波瀾に満ちたヒロインとしてのフリーダではなく、痛みと戦いながらも希望を失わずに生き抜いた、ひとりの女性としての日常を捉えた。

 日本で初の本格的発表となる同写真展。石内独自の感性によって表現された、フリーダの生きた証を目撃して。

 なお、同時期に資生堂銀座ビル、SHISEIDO THE GINZAなどで石内の「Naked Rose」や「1・9・4・7」シリーズなどの作品も見ることができる。

■展示会概要
・石内都展「Frida is」
会期:6月28日~8月21日
会場:資生堂ギャラリー
東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
入場無料

■関連情報
・資生堂ギャラリー 公式HP:https://www.shiseidogroup.jp/gallery/index.html
(c)MODE PRESS