【6月9日 AFP】タイのプミポン・アドゥンヤデート(Bhumibol Adulyadej)国王(88)が9日、即位70年を迎え、オレンジ色の僧衣を着た大勢の仏僧が記念行事を先導した。プミポン国王は入院中で、国王の健康状態をめぐる不安は高まっている。

 兄の死を受けて即位したプミポン国王は、現役の君主としては世界で最も在位期間が長い。政治をめぐって国民が二分されているタイでは、国民を統合する力を持っているのはプミポン国王とされている。

 だがプミポン国王は、脳に過剰な髄液がたまるなどのさまざまな健康問題のため長期にわたって入院中で、7日には心臓手術を行ったばかりだった。(c)AFP/Aidan JONES