【6月4日 AFP】呼吸器系の問題で入院中の元プロボクサー、モハメド・アリ(Muhammad Ali)氏(74)が「非常に深刻な」状態にあることが分かった。アリ氏一家の関係者がAFPに明かした。

 匿名を条件にコメントした関係者はアリ氏について、「非常に深刻な状態だ」と語った。

 元ヘビー級王者のアリ氏は2日、自宅があるアリゾナ(Arizona)州フェニックス(Phoenix)で入院。米国メディアは呼吸器系の問題がパーキンソン病のために悪化していると報じている。

 米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)は、入院後のアリ氏の容体は悪化しているとし、関係者が死期が近いと語ったと報じている。また、米芸能情報サイトRadaronline.comは匿名の情報として、アリ氏は呼吸に支援が必要となっており、家族がその側に付き添っているという。(c)AFP