【6月1日 AFP】(更新)フランス航空事故調査局(BEA)は1日、地中海(Mediterranean Sea)に先月墜落したエジプト航空(EgyptAir)機のブラックボックスからの信号を、仏海軍の艦船が探知したと発表した。

 信号は、ブラックボックスの発信音を検知する装置を使って捜索に当たっていた仏海軍の調査船によって探知された。現場の水深は3000メートルと推定されているが、詳細な位置はまだ特定されていないという。

 現在、捜索に協力する民間会社の船舶が、海底からブラックボックスを引き揚げ可能なロボットを持って現地に向かっており、1週間以内に現場に到着する予定だ。

 エジプト民間航空省もこれに先立ち、墜落機のブラックボックスからのものとみられる信号が探知されたと発表していた。

 仏パリ(Paris)発エジプト・カイロ(Cairo)行きのエジプト航空機MS804便は5月19日、乗客乗員66人を乗せたまま消息を絶った。(c)AFP