【5月30日 AFP】インドで10代の少女を集団レイプし、首を絞めて殺害した後、自殺に見せかけるために遺体を木からつるしたとして、容疑者の男3人のうち2人が逮捕された。残る1人は現在も逃走している。同国北部ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州の警察当局が30日、発表した。

 被害者はインドの身分制度カーストの中の低階層出身の少女で、年齢は15歳と報じられている。現地警察によると少女は27日、容疑者のうちの1人の男と会うために家族が寝静まった後、自分の村の外れまで出かけたが、男は仲間2人を連れてきていた。男3人に抵抗した少女はレイプされ、さらに首を絞められ殺された。男たちは自殺と見せかけるために、少女が身に着けていたスカーフを使って少女の遺体を木からつるし、立ち去った。現場は少女の家から1キロ離れた場所だった。

 この事件では当初、警察の対応が遅れ、村民らの怒りを引き起こした。この地区の警察では職務怠慢で巡査4人を停職処分にした。

 同州では2年前にも下層カースト出身の10代の少女2人が、木からつるされた遺体となって発見されている。家族らは少女たちが殺される前に集団レイプされていたと訴えている。(c)AFP