【5月29日 AFP】米南東部の沖合で28日、熱帯暴風雨「ボニー(Bonnie)」が発生した。米気象当局が明らかにした。

 サウスカロライナ(South Carolina)州沿岸部一帯は激しい雨に見舞われ、フロリダ(Florida)州マイアミ(Miami)の米国立ハリケーンセンター(NHC)は、28日夜から29日未明にかけて、竜巻が発生する可能性があると警告した。

 NHCによると、ボニーはグリニッジ標準時(GMT)28日午後9時(日本時間29日午前6時)現在、サウスカロライナ州チャールストン(Charleston)の南南東約200キロにあり、最大瞬間風速は18メートル。時速約16キロで北西に進んでおり、熱帯暴風雨警報が同州の複数の地域で出された。

 米当局は27日、大西洋(Atlantic Ocean)のハリケーンシーズンである6月1日から11月30日までに、今年は例年よりも多くの熱帯暴風雨が発生する可能性があると発表している。

 また米海洋大気局(NOAA)の気象予報センター(Climate Prediction Center)は、大西洋では10~16の熱帯暴風雨が発生し、このうち4~8はハリケーンに発達する可能性があるとの予報を発表した。(c)AFP