【5月29日 AFP】ロシア・オリンピック委員会(ROC)は28日、2012年ロンドン五輪で採取された検体の再分析を行った結果、同国の8選手に陽性反応が出たと発表した。

 国際オリンピック委員会(IOC)は27日、ロンドン五輪で採取された265人分のサンプルを再検査し、新たに23の検体から禁止薬物の陽性反応が出たと公表していた。

 ROCは声明で「IOCはロシア五輪委員会に対し、ロンドン五輪で採取された3競技8選手のロシア人選手の検体が陽性反応を示したと、公式に通知した」と発表した。

 ロシアは24日、2008年北京五輪で採取されたサンプルの再検査で、14選手が陽性反応を示したと明かしていた。

 ROCの声明によると、国際規則に従いBサンプルの分析が完了するまで、選手名は開示されないという。

 ROCの法務部長は、Bサンプルの検査が、スイス・ローザンヌ(Lausanne)で5月31日と6月1日に実施されることになっていると明かしている。(c)AFP