【5月29日 AFP】16F1第6戦モナコGP(Monaco Grand Prix 2016)は28日、予選が行われ、レッドブル(Red Bull)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が自身初のポールポジションを獲得した。

 26歳のリカルドは、冷静なドライビングでベストラップ1分13秒622を記録し、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)とルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)を抑えた。

 現在総合首位のロズベルグが2番手に入ると、3度の総合優勝を誇るハミルトンはエンジントラブルに見舞われながらも3番手につけ、フェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が4番手と続いた。

 フォースインディア(Force India)のニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)が5番手となり、ベッテルの同僚キミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)は6番手タイムを記録したが、ギアボックス交換により決勝は5グリッド降格になる。

 マクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)勢では、フェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が予選10番手となり、ジェンソン・バトン(Jenson Button)は決勝で13番手からのスタートになった。

 ポールポジションを獲得したことで、リカルドは29日の決勝に向けて大きなアドバンテージを手にした。モナコGPでは過去10回中8回でポールポジションからスタートしたドライバーが優勝している。

 一方、史上最年少優勝を果たしたレッドブルのマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は、Q1でのクラッシュによるマシンのダメージが大きく、新しいシャシーへの変更を余儀なくされたため、決勝はピットレーンからのスタートになる。(c)AFP