【5月26日 AFP】大坂なおみ(Naomi Osaka)には3つの夢がある。――セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)に会うこと、五輪に出場すること、そして、自分のルーツである日本語を流ちょうに話すことだ。

 全仏オープンテニス(French Open 2016)初出場の大坂は25日、女子シングルス2回戦でミリヤナ・ルチッチ(Mirjana Lucic-Baroni、クロアチア)にストレート勝ちし、今季クレーでの不振を感じさせないプレーを見せている。

 18歳の大坂は、試合後の会見で英語の質問を受けると、緊張した様子でそれに回答。そして日本語で質問を受けた際も、日本語の単語を織り交ぜながら英語で答えた。

 そしてその意味を米国人に聞かれると、「ああ、なんてこと。日本語を勉強しなきゃ。ひどいものだわ」と自分にあきれている様子を見せた。

 ハイチ人の父と日本人の母の間に生まれた大坂は、約3年間を日本で過ごしたものの、父方の家族が住んでいた米ニューヨーク(New York)に移住。そのため、日本語よりも英語の方が流ちょうになった。

 今夏のリオデジャネイロ五輪で、日本代表としてプレーする可能性を聞かれた大坂は「大好きな国ですから」と話している。