【5月26日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2016)は25日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第3シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)は7-6、6-3、6-4でダニエル太郎(Taro Daniel)を下し、3回戦に駒を進めた。

 前回覇者のワウリンカは、第1セットのタイブレークで、ダニエル太郎に2回セットポイントを与えたものの、これをしのいで先行。第3セットでも、1ブレークダウンからの戦いを強いられたが、世界ランク93位のダニエル太郎にストレート勝ちした。

 1回戦では、フルセットの末にルカシュ・ロソル(Lukas Rosol、チェコ)を退け、全仏初戦で敗退する初の前回覇者という不名誉な肩書をもらわずに済んだワウリンカ。この日も、ダニエル太郎に番狂わせを許すことなく3回戦進出を決めたことについて、「3セットで決着がつけられて良かった」と安堵(あんど)の表情だった。

「もちろん浮き沈みはあったし、もっとうまくやれた部分もあったが、3セットでのストレート勝利は、いつだってうれしい。全体的には良い一日だったと思う」

「(ダニエル太郎は)良いプレーをしていたと思う。僕がブレークチャンスをなかなかものにできない中、彼の立ち上がりは良かった」

「僕は少し苦戦していた。自分のゲームに迷いがあったんだ。だから、あんなに多くのミスを重ねてしまった」

「厳しい3セットマッチだったけど、自分でもよくやったと思う。うれしい。毎回プレーが向上している気がする」

 ワウリンカは次戦で、過去4勝0敗としている第30シードのジェレミー・シャーディ(Jeremy Chardy、フランス)と対戦する。(c)AFP