【5月25日 AFP】15-16NBAは24日、プレーオフのウエスタンカンファレンス決勝(7回戦制)が行われ、オクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)が118-94で昨季王者のゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)に大勝し、NBAファイナル進出に王手をかけた。

 サンダーは、ラッセル・ウエストブルック(Russell Westbrook)が36得点11リバウンド11アシストのトリプルダブル、ケビン・デュラント(Kevin Durant)が26得点11リバウンドを記録した。レギュラーシーズンで、リーグ最多18回のトリプルダブルを達成していたウエストブルックだが、プレーオフでは今回が初めてとなった。

 戦績はこれでサンダーの3勝1敗となり、26日に行われるロードでの一戦に勝利すれば、ファイナル進出が決まる。

 サンダーでは他にも、セルジ・イバカ(Serge Ibaka)とアンドレ・ロバーソン(Andre Roberson)がそれぞれ17得点、スティーブン・アダムス(Steven Adams)が11得点7リバウンドを記録した。

 一方、レギュラーシーズン73勝のNBA記録を樹立したウォリアーズは、今季初めて連敗を喫した。クレイ・トンプソン(Klay Thompson)が26得点を挙げた一方で、レギュラーシーズン最優秀選手(MVP)のステフェン・カリー(Stephen Curry)は、19得点に抑え込まれた。カリーはフィールドゴール(FG)20本中6本の成功にとどまり、トンプソンと合わせても、3ポイントシュートの成功は21本中わずか6本にとどまった。

 ウォリアーズはロード2戦合計で、52点差をつけられたことになる。

 ウォリアーズはトンプソンが第3クオーターに爆発し、19得点を挙げて一時は点差を1桁に縮めたが、サンダーは落ち着いて12点差に戻してこのクオーターを終えると、第4クオーターにこれよりも点差が詰まることはなかった。

 最終クオーターは2試合連続で流し気味の展開となり、ウォリアーズは早々に試合を諦め、3分以上を残して先発メンバーをベンチへ下げた。(c)AFP