【5月25日 AFP】テニス界のアイドル、ユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)が、一躍スターになったことで過度な重圧から摂食障害を発症し、危険なまでの体重減少を経験したと告白した。

 一昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)で決勝に進出したほか、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2014)、全仏オープン(French Open 2014)でも4強入りして一躍有名になった22歳のブシャールだが、ブロンドの美人選手として騒がれる一方で、昨年は信じられないようなスランプに陥った。

 全仏オープン(French Open 2015)とウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)で初戦敗退に終わったブシャールは、全米オープン(US Open Tennis Championships 2015)会場の更衣室で倒れて頭部を負傷し、それから2016年に入るまで、コートに戻れたのはわずか1回だった。

 ブシャールは24日、全仏オープン(French Open 2016)開催中のローラン・ギャロス・スタジアム(Stade Roland Garros)で、「多くのプレッシャーがかかって、勝つのが当たり前、負けたら大事件というような雰囲気を感じていた」と明かした。

「試合前は本当に緊張して、食べることができなかった。食べたらすぐに出てきてしまいそうで」

「試合前だけではなく、他の食事の場面でも同じ症状に見舞われました」

 ブシャールは、痩せてスタイルをよく見せるために減量したのではないと話している。また、今でも食事に不安を抱えているという。