【5月23日 AFP】15-16NBAは22日、プレーオフのウエスタンカンファレンス決勝(7回戦制)が行われ、オクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)が133-105で昨季王者のゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)をねじ伏せ、シリーズ戦績を2勝1敗でリードした。

 サンダーは、33得点のケビン・デュラント(Kevin Durant)と、30得点のラッセル・ウエストブルック(Russell Westbrook)の活躍で、大勝を収めた。サンダーのホームで行われる24日の第4戦は、両チームにとって運命を左右するものになるとみられる。

 ウエストブルックは、「これまでと同じ強度と攻撃モードを維持しなければ」とすると、「ウォリアーズも、だてにリーグ記録を樹立したわけではない。第4戦ではこれまでと同じ姿勢で臨み、プレーでも同じ強さを発揮することが求められる」と気を引き締めた。

 今季プレーオフ最多得点のパフォーマンスをみせたサンダーは、ウエストブルックが8リバウンド、12アシストを挙げ、デュラントが8リバウンド、2アシストを稼いだ。

 一方のウォリアーズは、エースのステフェン・カリー(Stephen Curry)が24得点を記録したものの、フィールドゴール(FG)は17本中7本しか入らなかった。さらに、18得点のクレイ・トンプソン(Klay Thompson)もFGが19本中8本の成功にとどまり、ドレイモンド・グリーン(Draymond Green)は9本中1本という成功率だった。ウォリアーズはまた、リバウンド数でもサンダーの52本に対し、38本しか奪えなかった。

 サンダーは、第2クオーターに猛攻を仕掛けるなど、前半だけでデュラントが23得点を挙げ、ウエストブルックが16得点を稼いだ。対するウォリアーズは前半、ハーフタイムが近づくにつれてことごとくリングに嫌われ、55本中19本の成功に終わる始末で、前半終了時点で今季ワーストの点差をつけられてしまった。

 サンダーは72-47で後半に突入すると、第3クオーター終了時には117-80とし、最後はプレーオフのチーム最多得点記録に並んだ。(c)AFP