【5月23日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、25日の歴史的な広島訪問の際に原爆投下について謝罪する予定はないと述べた。訪問を前にNHKとのインタビューに答えた。

 広島で発する予定のメッセージに謝罪は含まれるかとの質問に、オバマ大統領は「含まれない。戦争のさなかにある指導者は、あらゆる決定を下すとの認識が大切だ」言明。さらに、「それらについて疑問を呈し、検証するのは歴史家の仕事だ。私はこの7年半、その立場に身を置いてみて、全ての指導者たちが、特に戦争下において、非常に困難な判断を下してきたことを知っている」と付け加えた。

 現職の米大統領の広島訪問はオバマ氏が初となる。1945年8月6日と9日に行われた米軍による原爆投下では、広島で推定14万人が死亡、長崎で推定7万4000人が死亡した。(c)AFP