【5月23日 AFP】スリランカで起きた豪雨に伴う洪水や土砂崩れで、22日までに92人の死亡が確認された。同国の災害管理センター(DMC)が発表した。依然として109人が行方不明となっており、死者数はさらに増える恐れがある。

 同国では約1週間前に発生した25年ぶり最悪の規模となる豪雨により、各地で土砂崩れが発生。最も土砂災害が甚大だったのは主要都市コロンボ(Colombo)から北東100キロにあるケゴール(Kegalle)地区で、2つの村が土砂にのみこまれた。同地区では22日までの24時間で新たに23人の遺体が収容された。

 また、洪水により数十万人が避難を余儀なくされており、22日には仮設キャンプで生活する人々に食料や飲料水が配られた。市内が冠水した主要都市コロンボ(Colombo)では水が引きつつあり、DMCによると市内の避難所に身を寄せていた20万人以上の住民の約半数が22日夜までに帰宅したという。(c)AFP