【5月22日 AFP】サイクロン「ロアヌ(Roanu)」が21日、バングラデシュ南部沿岸を襲い、各地で洪水や土砂崩れが発生し、少なくとも23人が死亡、50万人が避難した。

 南部の貧困地域では土壁やブリキでできた数万戸の家屋が損傷を受けた。サイクロンにより最高2メートルに達した高潮で、低地にある多くの村が浸水したという。

「ロアヌ」は現地時間21日の正午(日本時間同日午後3時)すぎ、最大風速約24メートルの風を伴い上陸し、当局は50万人以上を避難させた。

 警察や当局によると、被害の大きかったチッタゴン(Chittagong)での11人を含む、少なくとも23人の死亡が確認された。

 21日の夕方までに、天候は回復に向かったため、避難していた人たちも自宅に戻る準備を始めたという。(c)AFP