【5月20日 AFP】15-16イングランド・プレミアリーグを制したレスター・シティ(Leicester City)は19日、タイ・バンコク(Bangkok)の王宮(グランドパレス、Grand Palace)を訪問し、その後市内で優勝パレードを行った。

 おとぎ話のような優勝を飾ったレスターは、ウィチャイ・シーワタナプラパー(Vichai Srivaddhanaprabha)会長の出身地でもあるタイを訪れ、サッカー好きな同国民に優勝を報告している。

 タイ滞在2日目となったこの日、チームは巨大な王宮を訪れたものの、この2年間は病院で療養中のプミポン・アドゥンヤデート(Bhumibol Adulyadej)国王への謁見(えっけん)はならなかった。地元テレビ局は、ヴィチャイ会長とその息子のアイヤワット・シーワタナプラパーシーワタナプラパー(Aiyawatt Srivaddhanaprabha)副会長、そしてクラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)監督が、国王の写真に優勝トロフィーを示し、選手らが深々と頭を下げる場面を報じた。

 その後レスターのチーム一行はオープントップバスに乗り込み、バンコク市内で優勝パレードを開催。市内は大渋滞で有名だが、この日は警察の先導により一時的に交通整理された道をバスが進んだ。

 気温37度の焼け付くような気候の中、沿道に詰め掛けた多くのファンからは歓声が湧き起こり、主将のウェス・モーガン(Wes Morgan)やカスパー・シュマイケル(Kasper Schmeichel)といった主力選手がタイ国旗を振ったり、スマートフォンで互いの写真を撮り合ったりしていた。(c)AFP