【5月19日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)は、米スポーツ用品大手ナイキ(Nike)との生涯契約で10億ドル(約1100億円)以上を手にすることになると、同選手の営業マネジャーが米男性誌「GQ」のインタビューで示唆した。

 過去4度、NBAの最優秀選手(MVP)賞を獲得しているジェームズの代理人を務めるマーベリック・カーター(Maverick Carter)氏は17日、ジェームズとナイキ社が10億ドルの契約を結んだとするラップ歌手のカニエ・ウエスト(Kanye West)の主張について質問を受けた。

 カーター氏はこれを無視して笑顔を見せると、天を指さして返答した。

「素晴らしい契約だ。ナイキは契約には大満足している。それが最も重要なことだ。私やレブロンが素晴らしいと感じているように、ナイキもファンタスティックだと思っている。同社史上最大の契約だ。彼らの願いはレブロンがさらに稼ぐことで、われわれの望みも同様なのはいうまでもない」

 ジェームズとナイキの生涯契約は昨年12月に結ばれたもので、当時、選手一人との契約額としてはナイキ社史上最大のものと報じられていた。

 2003年にNBA入りしたジェームズは、ナイキ社と7年総額9000万ドルの契約を結び、2010年に新たに同社と契約を結んでいる。

 キャバリアーズは、17日に行われたイースタンカンファレンス決勝第1戦で115-84とトロント・ラプターズ(Toronto Raptors)を一蹴。今プレーオフの戦績を無傷9連勝とした。

 プレーオフではキャリア最高となる13本中11本(成功率84.6パーセント)のフィールドゴールを決め、この試合で24得点を挙げたジェームズは、地元チームのキャバリアーズでNBAファイナル初制覇を目指している。(c)AFP